マウスピース型矯正の代名詞ともいえるインビザラインは、昨今、急速に人気が高まっている矯正法です。装置が目立ちにくく、痛みも少ないため、歯並びを快適に矯正することができます。そんなインビザラインのマウスピースは、どのような素材で作られているのか気になりますよね。
インビザライン矯正では、アライナーと呼ばれるマウスピース型矯正装置を使用します。アライナーは、ポリウレタンという合成樹脂で作られています。衣類にも広く使われている素材ですので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
インビザラインのマウスピースは、透明なポリウレタン製なので、装着していることに気付かれない方が多いです。また、厚みも0.5mm程度しかなく、装着感も良好です。患者さまそれぞれの歯列にフィットするように設計するため、装置が歯茎などを傷めることもありません。
インビザラインのマウスピースは、そう簡単に壊れることはありませんが、熱に対して弱い性質を持っています。ですから、マウスピースをお手入れする際に、熱湯などを用いるのは控えてください。熱刺激によってマウスピースが変形してしまいます。また、装置を装着したまま食事をすると、マウスピースが欠けたり、割れたりすることがあります。噛む力に耐えられるほど丈夫ではありませんので、その点もご注意ください。
インビザラインの素材は、柔軟性も兼ね備えています。歯列にぴったりフィットさせやすく、ズレる、外れるなどのトラブルも起こりにくいです。
インビザラインのマウスピースであるアライナーには、上述したような特徴があります。従来の矯正装置とは大きく異なりますのでご注意ください。素材の特性を理解すれば、自ずと適切な取り扱い方法もわかってきます。