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虫歯菌とは?口腔内の菌について

診療内容|虫歯菌とは?口腔内の菌について

虫歯菌とは?口腔内の菌について

虫歯菌とは?口腔内の菌について

■虫歯菌とは?口腔内の菌について

 

私たちのお口の中には、800種類以上の細菌が生息しています。虫歯菌はその中の一種で、ミュータンスレンサ球菌が最も有名ですね。今回はそんな虫歯菌を始めとした口腔内の細菌について、私たちのお口の健康とのかかわりをわかりやすく解説します。

 

▼虫歯菌はどこに潜んでいる?

 

虫歯菌は主に「歯垢(プラーク)」を住みかとしています。歯垢はそもそも細菌の塊であり、歯垢1mg中には約1臆もの細菌が含まれていると言われています。それを聞くと、プラークフリーな状態を作ることがいかに重要であるかがわかるかと思います。

 

▼虫歯菌は糖質をエネルギー源とする

 

私たちヒトは、タンパク質やミネラル、脂肪などいろいろな栄養素を身体に摂り込むことができますが、ミュータンス菌に代表される虫歯菌は、基本的に糖質のみをエネルギー源としています。ですから、糖質を一切摂取しなければ、虫歯にかかることもないのですが、現実的にそれは難しいですよね。

 

▼糖を分解する過程で酸を作り出す

 

虫歯菌が砂糖であるスクロースを摂りこむと、それを分解する過程で「酸」が産生されます。エナメル質や象牙質は、とても硬い組織なのですが、酸に対して弱い性質があります。そのため、歯の表面で虫歯菌が活動すると、歯質がどんどん溶けていってしまうのです。ちなみに、キシリトールなどの代用糖は、砂糖と同じように甘いのですが、虫歯菌がエネルギー源にできないので、習慣的に摂取しても虫歯になることはありません。

 

 

▼口腔内には善玉菌と悪玉菌がいる

 

お口の中には、虫歯菌や歯周病菌などの悪玉菌以外にも、乳酸菌のような善玉菌も存在しています。これらのバランスが崩れると、虫歯を始めとしたさまざまな病気を発症します。最近では、ヨーグルトが歯周病予防に寄与するという話を耳にすることもあるかと思いますが、実は口腔内も腸内と同じように「フローラ」という細菌叢が形成されているのです。とはいえ、歯垢や歯石は悪玉菌が大半を占めることから、常に一掃する必要があります。

 

▼まとめ

 

このように、お口の中には虫歯菌を始めとしたさまざまな細菌や真菌が生息しています。適切な口腔ケアを継続することで、衛生的な口内環境を確立するよう努めましょう。

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